大頭祭(新嘗祭) 斎の森神社 四番頭 御供撒き(ごくまき) 平成28年(2016/12/13)


大頭祭(新嘗祭) 斎の森神社 四番頭 御供撒き(ごくまき) 平成28年

長野県千曲市八幡の武水別(たけみずわけ)神社一帯で、国の選択無形民俗文化財の大頭祭(だいとうさい)(10〜14日)が行われている。五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する新嘗祭(にいなめさい)で、13日は白装束の氏子らが厳かな足取りで練り歩いた。

 祭りは氏子から選ばれた5人の「頭人(とうにん)」を中心に進められ、最上位の頭人は「大頭(だいとう)」と呼ばれる。

 この日、行列は午後3時ごろ、神社から約1キロ離れた斎の森神社を出発。かみしも姿の氏子やササを持った子どもたち、白装束の頭人らが続いた。沿道では、寒さをしのいでもらおうと、住民が豆がらを燃やして行列を迎え、周囲は煙に包まれた。

 白装束の頭人行列が通過した後は「御供(ごく)まき」。宝船に見立てた軽トラックから、菓子などが入った小袋がまかれると、集まった人たちが盛んに手を伸ばした。

 14日も午後3時ごろ、斎の森神社を出発する予定。
(信濃毎日新聞より)




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